リグロスは「歯周組織再生療法(ししゅうそしきさいせいりょうほう)」に使用される薬剤で、やけどなどで失った皮膚の再生に用いられる薬剤と同じ成分を含んでいます。
2001年から使用が開始され、20年以上(※)にわたる実績がある信頼性の高い治療薬です。医科分野で使用されている薬剤の濃度を、歯科治療用に調整して使用します。
歯周病によって失われた歯周組織を再生する作用があります。
※2025年現在
リグロスの主成分は「bFGF」というタンパク質で、新しい血管を作り出す作用や、骨・筋肉などの細胞の増殖を促す作用があります。
歯周病で破壊された歯茎やあごの骨といった歯周組織に直接塗布します。すると、塗布部分の組織が再生に向かうのです。歯周組織が再生してくれば、重度の歯周病で「歯を抜かなければならない」と言われた場合でも、抜歯を回避できる可能性が高まります。
さらに、歯周病によって揺れている歯も、リグロスの効果で揺れが収まれば、歯周病の進行を食い止められる可能性があります。
歯周組織再生療法には、大きく分けて以下の3つの方法があります。
薬剤による再生
「リグロス」や「エムドゲイン」などの薬剤を使って歯周組織を再生させる方法
骨移植
患者さまの骨を採取し、歯周病によって骨が少なくなった場所に補填する方法
特殊な膜を用いた再生
GTR膜という人工膜を使用し、歯周組織を再生させる方法
これらの治療法は重度の歯周病の方にとって魅力的な選択肢ですが、基本的にはすべて自費診療です。
その中でリグロスだけは2016年から健康保険が適用され、3割負担の方であれば20,000円前後で治療を受けられます。
当院では、この保険適用のリグロスによる歯周組織再生療法を提供しています。
保険診療で受けられるリグロスによる治療は画期的ですが、すべての歯周病の方にこの薬剤を使えるわけではありません。また、リグロスを使えば重度の歯周病が必ず治るという保証もございません。リグロスによる治療を検討される方には、まず下記の注意点をご理解いただければと思います。
しっかりと麻酔を効かせるため、手術中の痛みは心配ありません。術後に痛みや腫れが出る場合がありますが、痛み止めを処方いたします。痛みが強い場合は、お薬を服用ください。
歯周組織再生療法には、「リグロス」や「エムドゲイン」といった薬剤を使用する方法、ご自身の骨を移植する方法、特殊な膜を使用する方法などがあります。ほとんどが自費診療となりますが、「リグロス」のみ条件を満たした場合に健康保険が適用されます。
3割負担の方の場合、おおよそ20,000円前後の費用がかかります。
貴布祢・美薗中央公園駅で歯周組織再生療法の治療を提供している「きぶね歯科医院」は、重篤な歯周病にも対応します。経験豊富な歯科医師による治療で、歯周病の改善に力を入れています。
検診・歯石取り・歯のクリーニング・フッ素塗布などもご予約いただけます。3ヶ月先のご予約もお気軽にどうぞ。
R6,1月より働き方改革の一環として
当院では、休憩時間の電話対応を
【留守番電話対応】とさせていただきます。恐れ入りますが、お問い合わせ・ご予約については、診療時間内にご連絡下さい。
尚キャンセルのご連絡は、留守番電話にメッセージを入れていただいても構いません。
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午前 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | △ | × |
午後 | ○ | ○ | 〇 | ○ | ○ | × | × |
午前:9:00~12:30
午後:14:00~18:30
△:土曜は9:00~13:00/
15:00~17:00(第2・第4土曜日)
休診日:日曜日・祝日
土曜日の午後(第1・第3土曜日)