誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)は、食べ物をうまく飲み込めず、胃液とともに細菌が唾液や肺に流れ込んで生じる病気です。この病気は、ご高齢者の死亡原因の一つです。
ご高齢の方の場合、飲み込む力が衰えることで気管へ細菌が入り込みやすくなり、加齢による免疫力の低下も重なって肺炎が悪化しやすくなります。さらに、お口のケアが行き届かず細菌が増えている状態だと、発症のリスクは一段と高まります。
体外から消化管内に通したチューブを用いて流動食をとる「経管栄養」を受けている方も例外ではありません。唾液の分泌量が少ないため、その殺菌作用が十分に働かず、誤嚥性肺炎につながる可能性があります。
こうした背景からわかるように、誤嚥性肺炎を予防するためには、お口の環境を整えることが非常に大切です。
誤嚥性肺炎の初期症状は風邪の症状とよく似ているため、見過ごされやすい傾向があります。気づいた時には重症化してしまっていることも少なくありません。
主な症状は以下の通りです。
初期症状として咳が頻繁に出るようになります。これは、食べ物や飲み物が誤って気管に入った際、異物を排出しようとする体の自然な反応です。
特に食事中や食後に、咳き込んだりむせたりすることが増えた場合は、誤嚥している可能性が高まります。
誤嚥していると痰が出るようになり、次第にその量が増加していきます。黄色や緑色など、膿のような色の痰が出ることもあり、これは炎症が進んでいる証拠です。
また、声帯近くに炎症がある場合は、声がかすれることもあります。
誤嚥性肺炎で発熱はよくみられる症状です。高熱が出ることも少なくありません。しかし、ご高齢の方の場合は微熱程度であったり、全く熱が出なかったりすることもあるため注意が必要です。
これらの症状がある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
このような見逃しがちな誤嚥性肺炎の初期サインを知り、重症化する前に早期発見へつなげることが大切です。
肺炎は、日本における高齢者の死因の中でも多い病気の一つです。特にご高齢の方に多いのが誤嚥性肺炎と言われています。
予防には、お口の清潔を保つ、嚥下機能(えんげきのう:飲み込む力)の低下を防ぐ、食事の際の姿勢に気をつけるなど、様々な配慮が必要です。とりわけ、お口のケアは非常に重要です。
誤嚥性肺炎は、お口の中の細菌が食べ物や飲み物、唾液などと一緒に気管支や肺に入ることで発症します。そのため、お口の中の細菌数を減らすことが予防につながるのです。
ご自宅での普段の歯磨きだけでなく、定期的に歯科医院で受けるプロフェッショナルケアや歯磨き指導により、効果的にお口の中の細菌数を減らせます。もちろん、ご自身の歯だけでなく入れ歯のお手入れも大切です。
通院が難しい場合は、訪問歯科診療を検討されるのも有効な手段です。
このようにお口の中を清潔に保つケアやリハビリを通じ、誤嚥性肺炎を防止しています。
訪問診療も行っている当院では、ご高齢の方のお口のケアの経験が豊富です。ご高齢の方の場合は3か月に1回の定期検診を推奨しています。お口の中の状態によって、月に1回のクリーニングをご提案する場合もあります。
所要時間は30分程度です。お体の状態に合わせて無理のないよう進めてまいります。
定期検診の際、お口のプロフェッショナルケアを担当するのは、予防歯科のプロである歯科衛生士です。普段なかなか行き届かない細かい部分の汚れまで丁寧にクリーニングしていきます。
また、クリーニングを受けていただいている間に、入れ歯の洗浄も行います。お口も入れ歯もきれいになるため、より爽快さを感じていただけるでしょう。
誤嚥性肺炎を予防するためには、定期的なプロフェッショナルケア以上に、ご自宅で行うセルフケアが大切です。数か月に1度のプロフェッショナルケアだけでは、どうしてもお口の細菌数を抑え続けることができないからです。
日々しっかりと正しいお手入れを行い、日常的にお口の中の細菌増加を抑えていくことが誤嚥性肺炎の予防につながります。
当院では定期検診の都度、歯磨き指導を実施。歯ブラシの当て方や動かし方などのほか、歯間ブラシの使い方も丁寧にご説明します。
また、入れ歯自体の清掃が不十分な場合も、汚れがたまり誤嚥性肺炎のリスクを高めることに。そのため、必要に応じて入れ歯の洗浄方法についてもご説明しています。
嚥下機能の低下により、誤って食べ物や飲み物、唾液と一緒に細菌が気管支や肺に入ってしまうことが原因です。特にご高齢の方や、脳梗塞の後遺症、パーキンソン病などの疾患を抱えている方に起こりやすい傾向があります。
典型的な症状として、咳や濃い色の痰、発熱などが挙げられます。しかし、ご高齢の方の場合、これらの症状が出にくいこともあります。普段より元気がない、食欲がないといった症状だけが現れることも少なくありません。
誤嚥性肺炎は、お口の中の細菌が原因であることが多いと言われています。そのため、お口の清掃状態が良くない場合に肺炎の原因となる細菌が増殖し、発症リスクが高まってしまいます。
細菌数を減らすためには、定期的なプロフェッショナルケアとご自宅でのセルフケアが大切です。
貴布祢で誤嚥性肺炎の予防に力を入れる歯医者をお探しなら、美薗中央公園駅近くの「きぶね歯科医院」へ。お口の健康を維持するために、ご自宅でのセルフケアの強化と定期的なプロフェッショナルケアをおすすめしています。
検診・歯石取り・歯のクリーニング・フッ素塗布などもご予約いただけます。3ヶ月先のご予約もお気軽にどうぞ。
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